
(共有名義の解消、借地権の整理、売却による換価分割まで、出口戦略をトータルサポート)

兄弟で共有しているが、売却や活用方針で意見が対立している。
古い借地権が設定されており、どう整理して売ればいいかわからない。
遠方に住んでいて管理できず、固定資産税だけを払い続けている。
家一軒しか遺産がなく、相続人同士でどう分ければいいか揉めている。
不動産を売却して現金で分ける「換価分割」を主導します。単に売るだけでなく、提携の不動産会社・鑑定士と共に「より高く、より確実に」売却できるルートを確保し、相続人全員が納得する配分案を作成します。
京都特有の狭小地、私道負担、借地権、あるいは数代前から登記が止まっている土地など、一般の不動産業者が敬遠する「難あり物件」の法的整理を行い、売却可能な状態へ整えます。
他の相続人に持分を買い取ってもらう、あるいは自分の持分を売却する交渉を弁護士が代行します。感情的な対立で話し合いが進まない場合も、法的な手続き(共有物分割請求など)を視野に入れ、早期解決を図ります。
「当事務所は、地元の税理士、司法書士、不動産会社と強固なネットワークを築いています。遺産分割の合意から、相続登記、税務申告、物件の売却処分まで、窓口一つでスムーズに進めることが可能です。」
相談者は、京都市内にお住まいのA様(60代)。
亡くなったお父様から継いだ市中心部の古家と土地の処分に悩んでおられました。土地の評価額は1億円を超える優良物件。しかし、法務局で謄本を取って驚愕します。名義は「明治生まれの祖父」のまま。さらに、親族を辿ると、4人の従兄弟たちとの「共有状態」であることが判明したのです。
A様は当初、ご自身で従兄弟たちに連絡を取りました。「古家が倒壊しそうで危険だし、固定資産税も負担だから売却して分けよう」と。
しかし、返ってきたのは冷ややかな反応でした。
「あの家には思い出がある」「自分は困っていない」「ハンコ代としてもっと寄越せ」
長年疎遠だった親族たちの間に、金銭欲と古い感情が入り混じり、話し合いは完全に決裂。A様は、先祖から引き継いだ土地が「負の遺産」に変わっていく恐怖を感じ、当事務所の門を叩かれました。
私はまず、複雑に絡み合った戸籍をすべて解き明かし、法的な権利関係を可視化しました。その上で、A様の「代理人」として他の共有者全員へ通知を送りました。
単なる事務的な手紙ではありません。
「放置することのリスク(工作物責任や増税)」を論理的に説明しつつ、「全員が最大利益を得るための換価分割」を具体案として提示しました。感情論を排除し、「プロが介在する公平な場」を設けたのです。
土地には「私道負担」と「再建築不可」に近い制限がかかっていました。普通に売れば価値が大きく下がります。
そこで私は、提携する不動産鑑定士と測量士を投入。隣地所有者との境界確定交渉を並行して行い、土地の「完全な商品化」を図りました。これにより、当初の査定を大幅に上回る1億2,000万円での売却の目処を立てたのです。
法的な理屈と、具体的な「手残り額」の提示により、頑なだった共有者たちも最後は「馬場先生が言うなら」と納得し、遺産分割協議書に判を突きました。
売却代金は1円単位まで正確に分配され、A様の手元には老後を支える十分な資金が残りました。
「先生、やっと夜眠れるようになりました。庭の雑草を見るたびにため息をついていたのが、嘘のようです。」
晴れやかな顔でそうおっしゃったA様の笑顔が、この仕事の最大の報酬でした。
馬場総合法律事務所
弁護士 馬場充俊
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